
第51次南極観測隊の生物チームが、昭和基地の南約40キロの露岩地域スカルブスネスにある湖沼「長池」(長さ約400メートル、幅約150メートル)で潜水観測をした結果、藻類やコケ類などの植物が高さ数十センチの円すい形に固まった「コケボウズ」が水底に広がっているのを発見した。
コケボウズは藻類などが集まって徐々に盛り上がって形成、内部はバクテリアが分解して空洞になっている。過去に別の湖沼で見つかったコケボウズは先端がドーム形だったが、タケノコのようにとがったものが群生しているのを確認したのは初めて。
水深約8メートルの湖底には、高さ20〜50センチの比較的大きなコケボウズが分布。さらに深い水深約9メートルの場所では高さ数センチの小さな固まりが一面に広がっていた。コケボウズの成長速度は1年でわずか0.4〜0.7ミリとされ、数十センチの大きさになるまで数百年かかっている計算だ。



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